作詞・作曲:わらく堂
息を吸って 吐いて ため息
肌と肌が触れれば 温もりが
同じ人間だといっても
その中には沢山のモノを 抱えて
どうしようもなく捨てられたモノでさえ
背負っている
なんで拾ったの
君じゃなくちゃダメなの ……わかっている
君が望んで選んできた 今だから
倒れてはいけない柵の中で
君が揺らいでも 踏み止めるように
少しだけ足場を ならしておくよ
ちょっとね
倒れてしまえばいいのに、って思ってる
どれくらい 君と好きだった空を
見上げていないんだろう
今日も あくせく働いて
たまに愚痴を溢したりしている
同じ人間だというのに
君だけが許されないときがあるんだね
それだけ溢れてくる期待に
応えて来たんだね
君にあげた
シロタエギクの花でさえ 育っている
こんな綺麗に 咲かせられる君に
夢を重ね過ぎる
泣き言が癒えない柵の中で
君の涙が流れて行くように
少しだけ逃げ場を空けておいたよ
ちょっとね 僕は
もういない方がいい 気がしているよ
だけどね
君の咲かせる花を もっと見ていたいよ
どうしようもなく 捨ててしまった
どうしようもなく 育てられず
どうしようもなく 捨ててしまった
どうして どうして 拾ってくれたの
倒れてはいけない柵の中で
君が揺らいでも 踏み止めるように
少しだけ足場を ならしておいたよ
変わり続けていく柵の中は
花が散って 咲いたことを知るような
少しだけ遅すぎる 僕を許している
ちょっとね
側を離れがたくて 長いこと困っていた
それくらい
君とその花に僕が 支えられて来たんだよ
当たり前のように 側にいて
当たり前のように ふざけ合って
当たり前のように 側にいて
当たり前のように 君がいる